ゴルフにおいて、ショットの精度はスコアを左右する重要な要素です。特にドライバーやアイアンを使用する際には、細かな技術と正確なフォームが求められます。稲見萌寧プロは、飛距離よりも精度に重きを置いたショットで注目されています。今回は、稲見プロのドライバーとアイアンにおけるショットの基本的なコツを、実践的に紹介します。
ドライバーのコツ
ボールの位置は左足の少し内側
ドライバーショットを打つ際に最も重要なポイントは、ボールの位置です。稲見プロは、ボールを左足の少し内側に置くことを推奨しています。左足にボールを置きすぎると、打球が不安定になり、フェースのズレが生じやすくなります。内側に置くことで、打球のコントロールがしやすく、精度が向上します。
シャフトは地面と垂直
アドレス時におけるシャフトの位置も重要です。シャフトは地面と垂直に構えることが基本です。この姿勢により、テイクバック時にスムーズな軌道を描くことができ、スイングの安定性が増します。ハンドファーストを控えめにすることでも、より安定したショットが打てます。
アドレスで腹筋に力を入れる
稲見プロはアドレス時に腹筋に力を入れることを強調しています。これにより、体の前にスペースが生まれ、腕の動きが制御されます。結果として、インパクト時に手が前に出すぎることがなく、安定したショットが打てるのです。
アイアンのコツ
アドレスでまっすぐ向く
アイアンショットにおいても、アドレス時の姿勢が非常に重要です。正しい方向に向いていないと、たとえナイスショットを打ったとしても、ボールは思い通りの場所に飛んで行きません。稲見プロは、自分がまっすぐ向いているか確認するために、地面に線を引き、その線と並行に立つ方法を推奨しています。
両足のほぼ中心にボールを置く
アイアンの場合、ボールの位置は両足のほぼ中心に置くことが基本です。これは、ドライバーとは異なり、アッパーブローを避けるためです。地面に対して垂直に構えすぎると、アッパーに入りやすくなるため、少し前傾してグリップエンドが左股関節に向くように調整します。
左手の甲とフェース面は一緒に意識する
アイアンショットにおいて、フェースのコントロールが最も重要です。稲見プロは、左手の甲とフェース面が常に一緒になるように意識することを強調しています。このコツにより、フェースの開閉が最小限に抑えられ、ショットの再現性が高まります。
まとめ
稲見萌寧プロのショット技術は、ボールの位置やアドレス、フェースコントロールに重点を置いています。ドライバーではボールの位置とシャフトの角度、アイアンではまっすぐなアドレスとボールの位置がポイントです。また、フェースの開閉を抑えるために、左手の甲とフェース面が一緒になるように意識することが大切です。これらの基本的なコツを実践することで、ショットの精度と安定性を大幅に向上させることができるでしょう。
稲見萌寧プロ紹介
「萌寧」の名前は印象派の巨匠、クロード・モネとは無関係。母・直子さんが「有名になったときに世界中で覚えやすいように」と響きを考えて名付けた。
9歳でゴルフを始め、2度目のプロツアー挑戦となった2015年「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」で10位に入ってベストアマチュア賞。18年のプロテストは合格ラインギリギリで突破した。19年はQTランキング103位のスタートから出場権をつかみ、7月の「センチュリー21レディス」で初優勝。同年は賞金ランク13位に食い込み、新人賞を受賞。
初の賞金女王に輝いた20-21年シーズンは9勝を挙げる大活躍。21年5勝目となった「中京テレビ・ブリヂストンレディス」2日目に13バーディのツアー新記録を樹立。東京五輪ではリディア・コーとのプレーオフを1ホール目で制し、銀メダルを獲得。「日本女子プロ選手権」でメジャー初優勝を遂げ、同年「伊藤園レディス」ではツアー通算10勝に到達。宮里藍に次ぐ史上2番目の若さ(22歳108日)で節目を刻んだ。22年「リシャール・ミル ヨネックスレディス」で完全優勝を果たし、同年「ニトリレディス」では大会連覇となるツアー12勝目。23年の日米共催「TOTOジャパンクラシック」で米女子ツアー初優勝を飾った。
稲見萌寧プロのレッスン動画
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