チップショットのトップを防ぐ方法|グリーン周りのアプローチ完全ガイド

ゴルフのグリーン周りでチップショットがトップしてしまい、思い通りの距離感が出せないと悩んでいませんか?

チップショットとは、グリーンの外からグリーンオンを狙って打つアプローチショットの一つで ボールが宙に浮いている距離より転がる距離の長いショットのことです。 ピンを狙って打つことも多々ありますが、ラフからの脱出に用いられることもありますので、覚えておくといいでしょう。

チップショットのミスは、スコアメイクにおいて大きな影響を与えます。トップしてしまうと、グリーンを超えてしまったり、次のパットが難しくなったりします。

本記事では、Native Oaks Golf ClubのヘッドプロフェッショナルでPGAプロのJohn Gray氏の動画を基に、チップショットのトップを防ぐためのセットアップクラブ選択スイングの基本を徹底解説します。正しい技術を身につけ、安定したアプローチを実現しましょう。

チップショットで「トップ」が起こる原因

チップショットでのトップは、多くの場合、以下の2つのミスから生じます。

  • 地面を叩きすぎ(ダフリ)た後、ミスを恐れてクラブを浮かせてしまう
  • クラブがボールの上部に当たり、意図しない強い弾道になる

John Grayプロも、次のように指摘しています。

“Stop blading your chip shots over the green it’s embarrassing. Today I’m going to show you how to hit them better and have more fun in this challenging game.”

「チップショットでボールをグリーンオーバーさせるのをやめましょう。今日は、それを改善する方法をお教えし、もっと楽しくプレーできるようにします。」

正しいクラブの使い方とセットアップ

クラブの地面との接触が重要

クラブが適切に地面と接触することで、安定したショットを生み出せます。

John Grayプロは、次のように説明しています。

“Should the club even hit the ground? The answer is yes. The club should hit the ground sometimes it might even hit the ground a little bit before the ball and that’s okay.”

「クラブは地面に触れるべきか?答えはYESです。クラブは地面に当たるべきであり、場合によってはボールの少し手前に当たることもありますが、それで問題ありません。」

このポイントを意識することで、適切なバウンスとスピンを生み出し、トップのリスクを減らすことができます。

セットアップの基本

  • スタンスを狭くする(バランスを安定させるため)
  • ボールの位置はスタンスの中央またはやや後方
  • 手の位置はクラブヘッドより少し前
  • 体重の60~65%を左足にかける

“Normal chipping I have my feet a little closer together, ball is about middle-ish in the stance, hands are a little bit in front of the club head, and my weight maybe 60-65% of it on my left foot.”

「通常のチッピングでは、足を少し狭くして構え、ボールの位置はスタンスの中央付近。手はクラブヘッドの前にあり、体重の60~65%を左足にかけます。」

バウンス角を活用したクラブ選択

チップショットでトップを防ぐためには、適切なバウンス角を持つクラブを選ぶことが重要です。

バウンス角とは?

  • バウンス角が小さい → 硬い地面向け(クラブが刺さりやすい)
  • バウンス角が大きい → 柔らかい地面向け(クラブが跳ねやすい)

“I have my 58 and I have my 50. They have different bounces which means when the club hits the ground it’s either going to dig easier or it’s going to bounce off the ground.”

「58度と50度のウェッジを持っています。バウンス角が異なるため、クラブが地面に当たったときの動きが違ってきます。」

状況に応じて、バウンス角を考慮したクラブ選択を行いましょう。

正しいスイングの感覚を身につける

地面との適切なインタラクションを意識する

John Grayプロは、素振りの段階でクラブと地面の適切な接触を確認することを推奨しています。

“My practice swings are aimed at the way that the club interacts with the ground.”

「素振りではクラブが地面とどのように接触するかを意識することが大切です。」

この練習を繰り返すことで、無駄なダフリやトップを減らすことができます。

まとめ

  • クラブを適切に地面と接触させる
  • 適切なバウンス角のクラブを選ぶ
  • スタンスを狭くし、体重を左足にかける
  • 素振りでクラブと地面の接触を確認する

本記事の内容を実践し、ミスのないチップショットを身につけましょう。