ゴルファーの7割以上はできていないという「タメ」。おそらく多くの方は手首の角度だけを気にしているのではないでしょうか?実はそれだけじゃなくて他にも要素があるのです。この記事ではタメができるできないの動作の違いを解説した上でためを作っていくための練習方法を伝授します。
ざっくりいうと・・・
1:できている・できていないスイング
使用するクラブは9番アイアン
1番の大きな違いは切り返しからの手首の動作、スイングで作られた手首のコックは多くの場合クラブ等での角度が90度になるが、その角度をハーフウェーダウンまでキープしていたければならない。それができていない場合は問答無用でタメができていないことになる。
ハーフウェイダウンとは、ダウンスイングに入ってからグリップが腰より下にさがったあたりからインパクトまでのスイングの範囲をいいます。
もう一つはトップポジションからの切り返しの手元、クラブ、体との位置関係。
タメができているスイングでは手もとと体の位置関係が非常に近いところを保ちながらダウンスイングをする。体と手元の距離が離れてしまうとタメが作れず、結果的にスイングが詰まってしまいボディーターンができず、体重の移動が不安定になってしまう。
2:練習ドリル①切り返しからの腕の使い方を覚える
9番アイアンを使用・ボールは使わない
手首のコックを使わずに体の回転をする、胸と腕でできた三角形を崩さないようにクラブヘッドを自分の体から遠いところに上げていくようにバックスイングをする。
ここから腕だけを前方ボールが飛んでいく飛球線方向に引っ張っていく動作を行う。
注意点としては体の中心軸をなるべく動かさないようにすること
3:練習ドリル②腕の引き込む動作に体の側屈をプラスしていく
使用クラブは同じく9番アイアン
練習ドリル①でやった手元を引っ張り込む動作をトップポジションから行う。
この時には状態も一緒に引っ張り込むイメージで行うといい。大袈裟でもいい。
トップからなので上から下に引っ張り込むようなイメージ、この動作を行うことでしっかりとしたタメを作りながらダウンスイングの初動ができる。
4:練習ドリル③
①・②でたりない動作、体をしっかり回転させ続ける。
①の動作に回転を加えればハーフショットのスイングが完成し、②の動作に回転を加えれば下半身から上半身にかけての回転の動きを続けていけばスイングは完成していく。
最初はダフることが多いが、その場合はクラブを指3本程度短く握って同じイメージで回転するとだ降らずにタメを作ったスイングを行うことができる。
ダフってしまう原因は体の回転不足か手首のリリースが早すぎることに起因するので短く握ることで遠心力を弱めてコンパクトなスイングをすることができる。
5:まとめ
タメを作っていくためには手首の角度をハーフウェイダウンまでキープすること、その過程の中で腕・クラブ・身体を近づけながら離さない。
これを意識するとバックスイングのスイングプレーンよりも以降のスイングプレーンの方が円運動の半径が小さくなる、結果的にインパクト以降のフォローの動作が大きくなっていく。
これが意味するのは、インパクトゾーンを長く使うことができてボールが曲がりにくい。また、直線的な動作になっているのでクラブのヘッドが加速されやすい。飛距離が出て曲がらないスイングになる。