スロープレーとは?ゴルフ初心者が知っておくべきマナーと対策

ゴルフのラウンドで最も敬遠される行為のひとつが「スロープレー」です。プレーが遅れることで、後続組に迷惑がかかり、コース全体の進行が滞ることもあります。とくに初心者のうちは無意識に時間を使いすぎてしまいがちです。本記事では、動画で紹介された具体的なNG例をもとに、スロープレーを防ぐためのポイントと心がけについて詳しく解説します。

スロープレーとは?

スロープレー(slow play)とは、ラウンド中にプレーの進行が遅くなることで、後ろの組を待たせてしまう行為全般を指します。ゴルフ場では、一定のプレー進行ペースが求められ、それを大幅に下回ると「マナー違反」として注意されることもあります。

スロープレーの具体例と改善策

素振りの回数が多すぎる

素振り(クラブを実際に振る練習動作)は、フォーム確認に重要な行為ですが、1打ごとに何度も繰り返すとプレー時間が長くなります。実際のラウンドでは、素振りは1〜2回までに制限し、不要に時間をかけない意識が必要です。

初心者向け解説:

素振り=打つ前の練習動作。ショットの成功率を上げるための準備ですが、回数を重ねるほど周囲の進行を妨げます。

自分の番にすぐ打たない

自分の打順が来た際にぼんやりしていたり、準備ができていない状態はスロープレーの典型です。他のプレイヤーが打っている間に、自分の番に備えて準備を整えておくことが求められます。

改善ポイント:

  • ライン(パット時の球の軌道)を他人のプレー中に横から確認する
  • ボールやクラブの準備を済ませておく

グリーン上でスコアを記入する

スコア(打数)を記入するタイミングを誤ると、後続組に迷惑をかけます。グリーン上ではプレー以外の行為は避け、スコア記入はカートや次のホールのティーグラウンドで行うようにしましょう。

必要以上にカートにこだわる

カート(乗用車両)への乗降に時間をかけすぎたり、無理に乗ろうとすると移動が滞ります。状況によっては歩いた方が早いこともあるため、常に「最短で次のプレー場所に移動する」意識を持ちましょう。

ダラダラとした移動

ラウンド中の移動が遅いと、プレー自体は速くても「スロープレー」と見なされます。後続から見て不快に映る可能性もあるため、移動はスムーズかつ無駄なく行動することが基本です。

まとめ:スロープレーを防ぎ、快適なゴルフを楽しもう

初心者のうちは、スロープレーを避けようとしても意識が追いつかないことがあります。しかし、「素振りの回数」「移動の速さ」「準備のタイミング」といった基本動作を少しずつ意識することで、着実に改善できます。

不安な場合は、一緒に回るプレイヤーに『自分、遅くないですか?』と聞いてみるのも一つの手です。全員がスムーズにプレーできれば、1日がより楽しいものになるでしょう。