金田久美子プロが教える!ゴルフのグリップの握り方とバックラインの活用術

ゴルフスイングの成功を左右する「グリップ」。その握り方ひとつで、ショットの安定性や精度、さらにはスイング全体のバランスまでもが変わります。しかし、「正しい握り方」とは一体何なのでしょうか?グリップの基本を理解しないままでは、思い通りのプレイは難しいものです。

プロゴルファーであり、多くのゴルフファンから愛される金田久美子プロ(通称:キンクミさん)は、グリップに関する疑問を解消するため、自身の経験に基づく解説を行っています。特に初心者にとってつまずきがちな「バックラインあり」の利点や、力加減のコツ、握り方の選び方について、実践的でわかりやすい内容を伝えています。

1:バックラインありのグリップがもたらす安定感

ゴルフクラブのグリップには「バックラインあり」と「バックラインなし」の2種類があります。金田プロは、初心者には「バックラインあり」を推奨。その理由は、バックラインの盛り上がり部分を指に引っ掛けることで、毎回同じ握り方ができ、スイングの安定性が向上するからです。

キンクミさんいわく、「多くのプロゴルファーがバックラインありを選んでいる」とのこと。特に初心者にとって、同じポジションで握る習慣をつけることは、ゴルフ上達の近道となります。

2:握り方の選択肢は自由!自分に合ったスタイルを探そう

握り方は、個人の骨格や体格に合わせて選ぶことが大切です。キンクミさんは、「正しい握り方に正解はない」と述べています。以下のような握り方のスタイルが一般的です:

  1. オーバーラッピング:多くのゴルファーが採用するスタンダードな握り方。
  2. インターロッキング:手が小さい人に向いた方法で、指を絡ませて握るスタイル。
  3. テンフィンガー(野球グリップ):初心者が最初に試すには良いが、上級者向けではない場合が多い。

3:力加減のポイント;左手を強めに握るのがコツ

グリップの力加減も重要な要素です。キンクミさんは、「左手を強めに握る」ことを推奨しています。これにより、腕と体が一体化し、ショットの安定性が向上します。また、芝生が濃いラフでもグリップの力を強めることで、スイング時に芝生に負けずにしっかりとボールを打てると解説しています。

4:ゴルフの正解に縛られず、楽しむことを最優先に

最も印象的なのは、「ゴルフに正解はない」というメッセージです。自身の骨格や感覚に基づいた握り方や力加減を見つけることが大切。特に初心者は、まず自分が楽しくプレイできる方法を探りながらスキルを磨くべきだと強調しています。

まとめ

金田久美子プロのアドバイスは、ゴルフ初心者から上級者まで、多くのプレイヤーにとって有益な内容です。「バックラインあり」のグリップを利用することでスイングが安定し、個人に合った握り方や力加減を追求することでさらなる成長が期待できます。

動画を参考に、ぜひ自分に合ったグリップを見つけてください。そして、まずは楽しむことを忘れずにゴルフを続けていきましょう!

金田久美子プロ紹介

3歳でゴルフを始めると、8歳で「世界ジュニア選手権」(10歳以下の部)を制してタイガー・ウッズの記録に並ぶなど天才少女と呼ばれた。その後も数々のアマチュア大会で優勝。2002年「リゾートトラストレディス」では12歳9カ月で当時の最年少予選通過記録を樹立。08年プロテストはまさかの失敗に終わるが、同年の最終予選会でトップ通過を果たしてプロ転向。11年「フジサンケイレディス」で初優勝。22年「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」でツアー制施行後で最長ブランク記録となる11年189日ぶりの2勝目を挙げた。愛称は「キンクミ」。

出典:ゴルフダイジェストオンライン