ゴルフにおいて、アイアンショットはスコアメイクの要となる重要なショットです。特にダウンブローに打つことができ、分厚いインパクトを作り出すことができれば、スピンコントロールや距離感が向上します。今回は資生堂レディスオープン2024優勝、桑木志帆プロがどのようにしてアイアンショットを磨き上げてきたのか、その秘訣をご紹介します。
1:桑木志帆プロのアイアンショット
桑木プロは、ドライバーとアイアンのスイングをあまり変えないと述べています。クラブの違いはあるものの、スイング自体は同じ感覚で行っています。これにより、一貫したスイングが実現し、安定したショットが可能となります。特に、アドレス時の前傾角度やトップの位置を変えずに保つことで、体が浮かずにしっかりとしたインパクトが実現できます。
2:ドライバーとアイアンの違い
ドライバーとアイアンのスイングに大きな違いはないと桑木プロは言いますが、アドレスには若干の違いがあります。ドライバーはボールを左に置き、スタンスを広めに取りますが、アイアンの場合はスタンスを狭め、ボールを中央に置きます。これにより、スイング中の体重移動を最小限に抑え、軸を保つことができます。
3:重心のイメージ
桑木プロは、スイング中の重心を背骨に置くことを意識しています。特にテークバックでは右足でしっかりと踏ん張り、体重移動を極力抑えることで、スイング軸を保つことができます。このようにすることで、スイング全体が安定し、分厚いインパクトを作り出すことが可能です。
4:桑木プロがオフにやった練習
オフシーズンには、スイングの修正に取り組んできた桑木プロ。特にアウトサイドインのスイングを矯正するための練習に力を入れました。具体的には、打つ方向とアドレスの確認を行い、偏ったスイング軌道を修正していきました。
5:ティーを目印にする練習
桑木プロは、ティーを目印にすることで出玉のコントロールを意識する練習を行っています。目印に向かってまっすぐ構え、その方向に出玉を出すことで、スイング軌道を確認しやすくなります。このような練習により、近い距離での正確なショットを身につけることができます。
6:目印に打つ練習
実際に目印に向かって打つことで、ヘッドの入ってくる軌道を修正することができます。特に、近い目印に対して正確に打つことで、遠くの目標に対しても誤差が少なくなり、正確なショットが実現できます。桑木プロはこの練習を通じて、スイングの軌道と出玉のコントロールを磨いてきました。
桑木志帆プロのアイアンショットの極意は、ドライバーとアイアンのスイングを統一し、重心を保ちながら正確なショットを打つことにあります。オフシーズンの練習や目印に対する打ち方の工夫を取り入れることで、スイングの精度を向上させ、分厚いインパクトを実現することができるでしょう。ぜひ、今回のアドバイスを参考にして、アイアンショットを磨いてみてください。