第56回日本女子プロゴルフ選手権大会優勝!神谷そらプロのドライバーテクニック

アマチュア時代から将来を嘱望されていた飛ばし屋、神谷そらプロによるドライバー飛距離アップのための一問一答をまとめています。ご覧ください。

質問きてた。

1:ドライバーのセットアップ

ドライバーのボール位置がかなり内側と聞いたのですがどのあたりに構えてますか?

ドライバーのボールは左目の下にセット。

体の内側よりにおくといい理由は?

ドライバーもアイアンもイメージは一緒なのであまりボールの位置は変えていない。

ドライバーの最下点はどこをイメージしてる?

ドライバーの最下点は構えたヘッドの位置。

これが左足の前にボールがあったらどんなミスが出る?

左においてしまうと最下点すぎてボールに当たるので芯を捉えられずにボールがフェースに乗らないイメージがある。

アドレスの体重配分は?

5:5の体重配分で体の真ん中に重心を置き、両肩の高さをあまり変えずに自然体で構える。

2:軸を保つために腹筋に力を入れる

打つ時に気をつけていることは?

腹筋に力をいれると中心軸を保ったままコンパクトに触れる。

どういうふうに力を入れている?

息を吐いてから腹筋に力を入れてテークバックを行う。自分が頑張りすぎてクラブがついてこなく、クラブが寝てしまうことが一番怖い。

3:フェースと右手のひらをリンク

神谷プロは左利きだが、右手を意識してテークバックしてると?

右手のひらをフェース面と合わせて構えて、スイング中も右手のひらを意識する。

4:ヘッドを走らせるダウンスイング

ダウンスイングでの下ろし方のイメージを教えて欲しい

基本的には体は回るスピードを遅くしてヘッドの遠心力(体70:ヘッド100)を使って飛ばすようにしている。ヘッドと体が100:100だと振り遅れだったりうまくいいってもヘッドが追いついてこないので飛距離が落ちる。
ヘッドを下ろすためにきっかけ作りとして左足に体重を乗せてそこからはもう遠心力。

ダウンスイングで手は真下に降ろす?

ダウンスイングのきっかけに左足へ体重を乗せる。そして腕の力を使ってヘッドを右足手前に下ろすイメージで振る。アドレス時よりも頭が後ろにある状態でインパクトを迎える。

5:小さい頃から飛ばすために意識していること

インパクトで両足を押し込んでいる動きがあるが?

小さい頃から飛ばす練習をしていたので勝手になっている部分がある。走る時と同じでつま先の方が力が入る、なのでつま先の方で地面を押している感覚にはなっている。

スイングの中央位置は?

アドレス:足裏全体→トップ:左足前・右全体→インパクト:両足前(腹筋に力を入れている分若干前傾)

神谷そらプロとは

2003年4月18日生まれ
2023年デビュー
岐阜県土岐市出身
167cm/60kg
岐阜・麗澤瑞浪高出身

6歳でゴルフを始め、2022年のプロテストに2回目の挑戦でトップ合格。23年「フジサンケイレディスクラシック」でツアー初優勝。同年「日本女子プロゴルフ選手権」でメジャー初タイトル。初出場での大会制覇は史上6人目だった。国内トップクラスのドライバー飛距離(260yd)を生かした攻めのゴルフが持ち味。目標とする選手は宮里藍とテレサ・ルー。

出典:ゴルフダイジェストオンライン