ゴルフにおいてスコアを左右する大きな要素の一つがアプローチショットです。ドライバーやアイアンショットの飛距離を伸ばすことも重要ですが、スコアアップを狙うには10ヤードから50ヤードのアプローチを正確に打つスキルが欠かせません。本記事では、ゴルフYouTuber てらゆー氏の動画を基に、アプローチショットの基本と、確実に上達するための練習法を解説します。
目次
なぜアプローチショットを練習すべきなのか?
動画内でてらゆー氏は、アプローチの習得がスコア向上に直結する理由として次の3点を挙げています。
- 体格に関係なく習得できる
• 飛距離に依存せず、誰でも練習次第で上達できる。 - 反復練習が可能で上達が早い
• 10ヤード~50ヤードの距離なら毎日安定して練習できるため、上達が早い。 - スコア改善に大きく貢献する
• ミスが減り、パーオン率やパーセーブ率が向上する。
アプローチの基本:5つの重要ポイント
正しい構え(スタンス)
- 足幅は狭くする(10ヤードの場合は両足がくっつく程度)
- ボールと体の距離を近づける(グリップ1本分の距離)
- グリップを短く持ち、クラブのコントロールを高める
誤ったスタンスでは、スイングの安定性が低下し、距離感が掴みにくくなります。アプローチが苦手な人は、足幅が広すぎたり、ボールと体の距離が遠すぎることが原因の可能性があります。
クラブの握り方
- 通常のスイングよりもしっかり握ることで、クラブを安定させる
- 右手・左手の片手打ち練習を行い、適切な握りを習得する
クラブの握りが緩すぎると、打点が不安定になり、トップやダフリの原因になります。
体の回転を意識する
- 腕だけで打たず、体全体を使ってスイングする
- おへその向きを意識し、スイング時に回転を止めない
体の回転を使うことで、ショットの安定性が増し、方向性が向上します。
スイングは振り子のリズムで
- 左右対称のスイングを意識する
- スピードの変化を抑え、「1・2・3」のリズムで振る
- 10ヤードのアプローチでは「8時-4時」の振り幅が基本
リズムが崩れると、距離感が安定せず、ショットの再現性が低下します。
足の動きを意識する
- アプローチでも足を適度に動かし、スムーズなスイングを意識する
- 小刻みに足を動かしながらリズムを作る
足を固定しすぎると、スイングが硬くなり、スムーズなアプローチが難しくなります。
距離別アプローチ練習法
10ヤード
- 振り幅は8時-4時が基本
- 10球連続で1ヤード以内の誤差で落とす練習を行う
20ヤード
- 10ヤードと同じ構えで、振り幅をやや大きく
- 左足を少しオープンにする
30ヤード
- 体の回転をより意識し、振り幅を腰の位置まで大きくする
40ヤード
- 30ヤードの延長線上のスイング
- コックを使わず、シンプルに振る
50ヤード
- 振り幅は9時-3時のハーフスイング
- 50ヤードは距離の微調整が難しいため、可能な限りこの距離を残さない戦略を取る
まとめ
アプローチショットの習得は、ゴルフのスコアを劇的に向上させる要素です。本記事では、動画をもとに、アプローチ上達のための基本と実践的な練習法を解説しました。
- コンパクトな構えを意識する
- クラブをしっかり握る
- 体の回転を使い、スムーズにスイングする
- 振り子のリズムで振る
- 距離別に適切な振り幅を覚える
アプローチを磨くことで、確実にスコアは向上します。まずは10ヤードの精度を高めることから始め、距離ごとに練習を積み重ねていきましょう。