ゴルフスコアの40%以上を占めると言われる「パッティング」。その重要性を理解している方にとって、自宅での練習は極めて有効です。この記事では、専門的かつ論理的な視点で、自宅で実践可能なパター練習法を2つご紹介します。初心者にもわかりやすく、再現性の高い内容をお届けします。
パッティングミラーを活用したフォームチェック
大型鏡によるアドレスの矯正
自宅でのパター練習において最も基本かつ効果的なのが、大型の鏡を使ったフォーム確認です。市販されている小型鏡も使用可能ですが、肩のラインまで映る大型タイプを推奨します。
チェックすべきポイント
- ボールの位置:左目の真下にボールをセットします。
- フェースの位置:体の中心にヘッドを合わせ、フェースが目標に対して正しく向いているかを確認します。
- 足の重心:足裏の母趾球(親指の付け根)で地面をつかむように立ち、浮きがないか確認します。
- 肩のライン:鏡に映るラインと肩のラインを一致させ、左右のズレがないよう調整します。
この練習により、安定したアドレスと正確なストローク軌道の形成が可能になります。
パターミラーを持っていない人は購入しましょう!
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スペック調整可能な専用パター練習器の使用
パターに合わせた角度設定が可能
AR GOLFで取り扱われているパター練習器具は、ライ角(クラブの傾き)・ロフト角(フェースの角度)・クラブの長さといった自分のパター仕様に合わせて調整可能です。これにより、使用中のパターと同一条件で練習ができます。
水平器でストローク軌道を見える化
この器具には水平器が搭載されており、ハンドダウン(手元が下がる)やハンドアップ(手元が浮く)といったアドレスの狂いを視覚的に確認できます。これにより以下のようなミスを防ぐことができます:
- ハンドダウン:引っかけやすくなる(イン・トゥ・イン軌道)
- ハンドアップ:押し出しやすくなる(アウト・トゥ・イン軌道)
初心者向け用語解説
- ライ角:クラブヘッドとシャフトが作る角度。適切でないと方向性に影響。
- ロフト角:フェース面の傾き。打ち出しの高さに関係。
- ハンドファースト/ハンドアップ:アドレス時の手の位置で、ボールの打ち出し方向に影響する。
まとめ
これまで紹介した2つの練習法(鏡とスペック調整器具)を継続的に取り入れることで、パッティング精度は飛躍的に向上します。とくに「ボールの位置」「肩のライン」「足裏の重心」といった基本項目を日々チェックすることが重要です。
パッティングはスコアメイクの中核です。毎日の短時間でも、正しいフォームと精密なストロークの再現性を高める習慣を持つことで、着実にスコアアップへとつながります。ぜひ本記事を参考に、今日から実践してみてください。