フェアウェイウッド（FW）、特に3W（スプーン）は、多くのゴルファーにとって最も扱いにくいクラブの一つです。ドライバーやアイアンはある程度打てても、3Wではミスが頻発し、トップやダフリが続くことがあります。これは、シャフトの長さやロフト角の違いにより、適切なスイング軌道が求められるためです。
この記事では、Youtube動画「ゴルフ飛ばしてなんぼ!」の 「フェアウェイウッドが上手く当たらない人の特徴！３Wの基本的な打ち方のコツ。」 に基づき、確実にスコアアップにつながる基本の打ち方とコツを解説します。これを習得すれば、フェアウェイウッドが得意クラブになり、ラウンドでの選択肢が広がります。
フェアウェイウッドが苦手な人の特徴
フェアウェイウッドがうまく当たらないゴルファーに共通するポイントが指摘されています。特に、以下の4つが主な原因として挙げられます。
クラブが長くて扱いにくい
3Wはドライバーに次いで長いクラブであり、スイング軌道が安定しにくくなります。クラブが長いほどミスのリスクが増えるため、適切なグリップとスイングの調整が必要です。
ボールの位置が適切ではない
ボールの位置が適切でないと、トップやダフリの原因になります。適切な位置は 左足かかとの内側あたり です。右に置きすぎるとダフリ、左に置きすぎるとトップしやすくなります。
上から打ち込もうとする
アイアンのようにダウンブローで打ち込むと、ミスの原因になります。フェアウェイウッドでは「払い打ち」を意識し、クラブが地面と平行に動くスイングを心掛ける必要があります。
ミスを恐れてスイングが縮こまる
フェアウェイウッドは、力みすぎるとスイング軌道が崩れ、芯に当たりにくくなります。スムーズなスイングを意識し、クラブヘッドの重さを感じながら振ることが大切です。
フェアウェイウッドの基本の打ち方とコツ
クラブを短く握る
シャフトが長いため、 グリップを2～3cm短く持つ ことでコントロールしやすくなります。短く握ることで、スイング軌道が安定し、芯に当たりやすくなります。
ポイント
- クラブを短く持つことでスイングが安定する
- 長く持つとヘッドが暴れやすくなるため、まずは短く握ることを意識する
ボールの位置を適切にする
ボールの位置がズレると、ミスの原因になります。
目安として 左足かかとの内側 にセットするのが基本です。
ポイント
- 右に置くとダフリやすくなる
- 左に置くとトップしやすくなる
- 適切な位置を意識することで、ミスショットを減らせる
払い打ちを意識する
アイアンのように 打ち込む のではなく、 「払い打ち」を意識 します。
地面と平行にスイングすることで、安定したショットを実現できます。
ポイント
- ダウンブローではなく、払い打ちを意識する
- クラブヘッドが「滑る」感覚で打つ
- 地面と平行なスイングを心掛ける
リズムよくスイングする
力みすぎるとスイングが縮こまり、芯に当たりにくくなります。
スムーズなスイングを意識し、クラブヘッドの重さを利用して振るのがポイントです。
ポイント
- 無理に飛ばそうとせず、一定のリズムでスイング
- クラブヘッドの重さを感じながらスイングする
- 軽く振るだけでも十分な飛距離が得られる
実践で意識するべきポイント
練習場で意識すること
- 芝の上で練習する（人工マットではない）
- 軽くスイングしても飛距離が出る感覚をつかむ
- 払い打ちを意識して練習する
ラウンド中に意識すること
- 苦手意識がまだ抜けていないと思ったら無理に3Wを使わず、5Wや7Wを活用する
- 傾斜地では難易度が上がるため、ライを確認する
- 状況に応じてフェアウェイウッドを選択する
まとめ
フェアウェイウッドは、 正しい基本の打ち方とコツを押さえることで、安定したショットを打てるようになります。
今回紹介した4つのポイントを意識して、ミスを減らしましょう。
- クラブを短く握る
- ボール位置を適切にする
- 払い打ちを意識する
- リズムよくスイングする
これらのポイントを実践すれば、フェアウェイウッドが得意クラブになります。