ゴルファーにとって、ドライバーの飛距離を伸ばすことはスコア向上に直結する重要な要素です。
「しっかり振っているのに飛ばない」「スイングの何を改善すればいいのかわからない」
こうした悩みを解決するために、本記事では JLPGAレッスンプロの森ちゃんこと森瑞那プロ が解説する 「最大50ヤード飛距離を伸ばす3つのポイント」 を紹介します。
上記動画の内容に基づいた科学的根拠のあるメソッドを取り入れ、確実に飛距離を伸ばす方法を学びましょう。
ドライバー飛距離アップの3つのポイント
ドライバーの飛距離を伸ばすために重要なポイントは、以下の3つです。
- 捻転(ねんてん)を正しく使う
- 正しい体重移動を身につける
- ヘッドの運動量を最大化する
これらを意識することで、無駄な力を使わずに効率よくヘッドスピードを上げ、飛距離を最大化することが可能です。
捻転を正しく使う – 体を無理に回さない
多くのアマチュアゴルファーが「とにかく体を回せば飛距離が伸びる」と考えがちですが、実際には腰を回しすぎると逆効果になります。
腰を90°回すと、力が逃げてしまい、飛距離が落ちてしまいます。
正しい捻転のポイント
- 腰の回転は45°まで
- おへその向きは時計の針で2時方向
- 肩の回転は90°
- 右膝を伸ばさない
この動きを意識することで、バックスイング時にエネルギーをしっかり蓄え、インパクトで最大のパワーを発揮できるようになります。
練習方法
- 鏡の前で、腰45°・肩90°の形を確認
- 右膝を曲げたままスイングを行う
- 捻転の感覚を体で覚える
正しい体重移動を身につける
間違った体重移動をすると、スイングが不安定になり、以下のようなミスが発生します。
- スライスが増える
- インパクト時に軸がブレる
- ボールに力が伝わらない
正しい体重移動の流れ
- アドレス時:右足かかと&左足つま先に重心を置く
- バックスイング時:右足かかとに体重をしっかり乗せる
- ダウンスイング時:左足つま先に体重を移し、最終的に左足かかとに乗る
この体重移動を意識することで、スイングアークが大きくなり、ヘッドスピードが向上し飛距離アップにつながります。
練習方法
- 足元に棒を置いて、体重移動の流れをチェック
- 右足かかと→左足つま先→左足かかと、の順番を意識して素振り
- 体のバランスが崩れないように、ゆっくりと練習
ヘッドの運動量を最大化する
「大きく腕を振れば飛ぶ」と考えていませんか。
実は、腕を大きく動かすだけではヘッドスピードは上がらず、飛距離は伸びません。
正しいスイングでは、ヘッドの運動量を増やし、最小限の動きで最大の飛距離を生み出すことが重要です。
ヘッドスピードを上げるポイント
- 「二重振り子」の理論を活用する
- 腕の動きは最小限にし、ヘッドをしっかり加速させる
- 右手でクラブを持ち、小さなスイングでヘッドスピードを上げる練習を行う
練習方法
- 右手だけでクラブを持ち、ハーフスイングでヘッドを大きく動かす
- 右手の動きを体の中心にキープし、ヘッドの軌道を意識する
- その感覚をつかんだら、通常のフルショットに応用する
まとめ
JLPGAレッスンプロ 森ちゃん が動画で紹介した「ドライバー飛距離アップの3つのポイント」を実践することで、最大50ヤードの飛距離向上が可能になります。
- 捻転(ねんてん)の正しい使い方:腰は45°、右膝を伸ばさない
- 体重移動の最適化:右足かかと → 左足つま先 → 左足かかと
- ヘッドの運動量を増やす:腕の動きを抑え、ヘッドスピードを効率よく加速
この3つのポイントを練習に取り入れることで、力を抜いたスイングでも飛距離アップが実現可能になります。
まずは1つずつ意識して練習し、徐々に改善していきましょう。
森瑞那プロ紹介
日本プロゴルフ協会ティーチングプロフェッショナル会員A級
東京・神奈川・千葉を中心に活動/延べ2,000人のスイング指導
ベストスコア 63
ゴルフ暦 5歳から
埼玉栄高校→日本大学ゴルフ部
趣味 飲酒(ビール・焼酎)
千葉県ジュニア大会優勝2回
世界ジュニア日本代表選抜